C-6.観音菩薩像(来迎様式)
蓮台は金箔の発色が際立つよう、下地に茶漆が使用されています。
髻は極めて高く結い上げられています。
価格350,000円(本体318,181円+消費税31,819円) ※お届け方法はご相談に応じます。
サイズ 高さ 本体のみ460�o(髻を除く)、総高850�o(台座下から光背上)
木彫、寄木造り、玉眼、漆箔、彩色、
来迎様式の阿弥陀三尊像の一尊として制作された観音菩薩像です。
片膝をついた前のめりの姿勢で、往生者をのせる蓮台を両手で抱えて速やかに来迎する様子を表現した像です。
サイズは1/2等身大ほどで、元々は等身大の阿弥陀如来坐像の向かって右側の脇持として奉られていたことが推定できます。
面相はふくよかな頬をもち静的な印象である一方、動きを感じさせる姿勢で奥行きある体躯で作られ、髻も高く結い上げられています。
本体の作りは衣文など随所にやや硬い表現が見られるものの、正面観のみでなく、様々な角度から見て破綻のない巧みな造形です。
台座は彫りだしの蓮台、敷茄子、反花、框の略式で、光背も円光背でシンプルな表現で統一されて、仏像本体とよくマッチしています。
これらの特徴から鎌倉彫刻の影響下で作られた、室町時代の作と見てよいかと思います。
保存状態は現状で木地の欠損はないものの、寄木の接合部に出来た隙間が生じ、金箔の割れ、浮き、剥落が目立ちます。
伝来の途中で幾度となく修理の手が加えられて来たことを思わせますが、ここ一世紀ほどは大掛かりな修理がなされていない印象を受けます。
近年まで何処かの阿弥陀堂で奉られていたかのような古仏の趣きのある像です。
それに相反して年代相応の傷みが生じています。出来ますれば実物をご覧のうえ、ご判断、ご評価頂けますと幸いです。
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