D-3.白銅八鈷鈴 
商談中






鈴身と把の接合部はろう付けで固定されています。


鈴身の底部はとても肉厚に作られています。



価格165,000円(本体150,000円+消費税15,000円)

サイズ 高さ193�o、鈴身径78.5�o、 八鈷部分径41�o、重量722g


鈴身白銅製、把銅製、鋳造、室町時代

八本の爪を持った特異な形の密教秘法具 八鈷鈴です。
鈴身の部分を白銅で作り、八鈷と把(つか=持ち手
)は赤の銅で作られています。

八鈷鈴は作例が少なく、密教法具の資料にも見当たりませんが、稀に存在するようです。
詳しい用途は用途は判っておりませんが、中世後期の混沌とした時代において特殊な修法に用いられたとする説を耳にしました。
特異な形は八鈷だけでなく、把の中央に鬼目は作られておらず、また鈴身は無文で蓮弁の陽刻はありません。

製作年代は装飾の少ないシンプルな作り、裾が広がりの鈴身、太い二条の子持紐帯と細い紐帯は幾重にも引かれている点などからみて、室町時代の作とみて良いかと思います。

保存状態は割れ、変形はありません。鳴りも問題なく、鈴身が白銅で作られているため余韻の長い良い澄んだ音が響きます。
鈴身は佐波理に近い黄灰色に変色し、内部の舌(ぜつ=振り子)の接触部に摩耗が見られ、舌にも触部の接触部の摩耗が見られます。
また、把に摩耗が見られ、把と八鈷には鍍金が残っていません。

八鈷鈴はごく稀に存在し、かつて銅製の品を一度見かけましたが、白銅製はご案内の品が初見です。