C-5.男神像 売約済 







 

 



サイズ 高さ270o

木彫、室町時代初期(応永の年記)

室町時代初期の仏像彫刻を思わせる作りの神像です。
威風堂々とした体躯で、柔装束(なえしょうぞく)の衣冠束帯で、両手を上下に重ねて笏を持つ姿勢表現されています。
底面に目分があり、「應永」、「光善」などの文字が判読できます。

作りは前後二材を合わせた作りで、上下に合わせた両手も巧みに彫りだされています。
用いられた材料は、針葉樹系の非常に目の詰まった良材が使用されたことが側面から伺うことが出来ます。
元は肌を胡粉または白土で塗、衣を墨で塗られた様子が見られますが、大部分が退色、剥落しています。
上下に重ねた両手には笏が差し込まれていたようですが、現在は失われています。
尚、膝の両端に衣の翻りがあったようにも見えますが、断面が面取りされており、現状のままの状態であった可能性も考えられます。

伝来は不明ながら銘文のある稀有な神像です。
保存状態も良好です。

※底面の画像は銘文を際立たせるためコントラストを強めてあります。