B-13.紀州池田庄金剛寺伝来・大般若経断簡







価格135,000円(本体122,727円+消費税12,273円) ※送料当方負担

素紙墨書、軸装、大般若経巻六、平安時代末期(12世紀中頃)

サイズ 本紙 縦233o、横524o、 表具 縦1100o、横555o ※軸端を含まず


紀州池田庄金剛寺に伝来した大般若経断簡一紙二十八行です。
経巻全体の数か所に「紀州池田庄金剛寺常住」の黒印があることで知られる大般若経です。(黒印は各経巻の表裏に各数個所に押されるのみ)
金剛寺は現在の和歌山県紀の川市中三谷に存在したと言われますが、廃絶し今はありません。

黒印から伝来を知ることが出来るものの、書写された正確な年代を示す資料は現時点ではありません。
しかし、書体から12世紀に書かれた素紙大般若経の一つと見て間違いはありません。
多くの素紙墨書の大般若速筆がそうであるように、速筆で書かれていますが、終始書風に乱れがなく格調高い文字が見られます。

尚、ご案内の品は「紀州池田庄金剛寺常住」の黒印の捺されていない一紙ですが、当店で数か所に黒印の捺された残巻を入手し、状態の良い一紙を外して表具したもので、伝来に間違いはありません。

保存状態は本紙、表具ともに極めて良好です。
表具は最近仕立てたもので、金茶とモスグリーンの配合で上手に仕上がっています。
軸端は唐木、桐箱入です。

この経は寺外に出た後、義経、弁慶筆として民間で古くから所蔵されて来たようです。
時代は両人が活躍した時代とほぼ合致していますが、伝説の範囲の話と思われます。