A-5.浄瑠璃寺印仏(十二体一版)




裏面

 


価格143,000円(本体130,000円+消費税13,000円) ※送料当方負担

サイズ 本紙 縦最大360o、横最大245o、アクリル額 縦400o、横300o 

京都・浄瑠璃寺の国宝・九体阿弥陀の中尊の胎内から発見された日本最古の仏教版画です。
通称名 「浄瑠璃印仏」と呼ばれる品には2種類あり、百体を一版で摺った「摺仏」と十二体一版を押印した「印仏」とがありますが、ご案内の品は十二体一版の「印仏」にあたります。十二体一版の紙背に「長治二年五月十五日」の墨書きがあるものもあるといわれます。(長治二年=1105年)

十二体一版は一紙に版を3列2段に押した72体のものと、紙に余白が生じた場合は一段3体の仏を3列9体を加え計81体押したものとがあります。
ご案内の品は下部の余白に一段が押された品で、重複分も含めておよそ50体が残存した品です。
浄瑠璃寺の印仏は仏像胎内納入品であり、元来鑑賞目的で作られた品ではないため、無造作に印仏を押した品が多く見られますが、この度ご案内の品は特にその傾向が強い品です。

保存状態は向かって左の二列と上部が欠損しています。欠損は仏像胎内で自然に朽ちたもので、人為的な切断ではありません。
額はアクリル板を合わせたもので、裏面が確認できます。


近年贋物が出回っておりますので、注意が必要な品です。
ご案内の品は真作保証致します。