C-6.風神像(組彫刻)


室内光りでの撮影





フラッシュを用いての撮影

価格38,500円(本体35,000円+消費税3,500円) ※送料当方負担

サイズ 縦250o、横620o、奥行75o

欅材木彫、淡彩色、近代

風神雷神の風神像の彫刻です。
寺社の壁面を飾る組物彫刻で、横木の間に嵌めこんで重量を分散させる役割と装飾を兼ねた「蛙股」と呼ばれる部材です。
欅板に奥行きを感じさせるよう工夫された彫刻で、一般に宮彫りと言われる彫刻です。

保存状態など
経年の乾燥で横にヒビが走っています。ヒビは表面的なもので、強度には影響のない程度です。
また、風化により殆ど素木のように見えますが、元来は弁柄が下地を作らず、ごく薄く塗られていたようです。
置物彫刻ではなく実際に寺社の壁に取り付けられていた品で、全体に彩色が色褪せ、埃が附着しています。
欅材でめ重量があるため、上部につけられた吊り金具(後から取り付け)は実用的でありません。

製作年代は近代のものと思われます。
風神雷神は宗達、光琳らの屏風で誰もが知るものですが、彫刻は希少です。