A-4.釈迦如来図


尊名は印相から釈迦如来像と思われます。







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サイズ 本紙 縦277o、横155o  表具 縦940o 横310o

絹本著色、軸装、鎌倉時代

悉皆金色で輪郭や衣文を朱線で描いた典型的な鎌倉仏画です。
衣文の雷文、網目文は截金でなく、細い筆で手描きで描かれています。
鎌倉仏画=精緻な截金をイメージしますが、過剰な截金は柔らかさや奥ゆかしさに欠ける印象で、この作品の場合は手描きの方が似合っているように思います。

保存状態は悉皆金色以外の蓮台、台座の彩色の剥落が著しい状態です。
年代相応の傷みが生じていますが、手間暇、費用を掛けて修理が施されています。
表具は古裂の高野裂と金襴、金軸、太巻、桐箱入。
表具の上部に小さな虫喰いがあります。裏からの補修があり鑑賞の邪魔になりません。

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